魔窟ファイル No.8 (2002/11/10)
廃棄処分になったビデオデッキ(Victor HR-B12)を直しました。
前面右上部の破損がひどかったので、おそらく落下時オフセット衝突したものと思います。
開けてみると、テープをローディングする部分が、ほとんど独立に動く状態でした。
メカの上部(電気的な部品は、まったくなし)を外して電源を入れると、テープをロードする位置まで戻りました。
この状態で、テープを置くとカセットから引きずり出して走行することがわかりました。
これから、電気回路には全く異常がないと判断され、テープローディング部分が怪しいと、判断されます。
そこで、ローディング部分を徹底的に分解し、組み立てたらテープをロードするじゃぁありませんか。
と、簡単に直ったように聞こえますが、メカ部を完璧に分解したために、Try &
Errorを繰り返すこと8時間に及びました。
ここで試写してみると、音は出るが絵が出ない!!
もう一度、メカ部分を外して調べてみたら、なんと回転ヘッドからのフラットケーブルが破損しているではありませんか。
どうやら、落下したときではなく分解時にやってしまったらしい。
さて、どうしようか。悩むこと1時間。
「先を切ってしまえ!」
痛んだ部分を1.5mmほど切断し、差し込んだら。
「が、が、画面が出た!!」
いやぁ〜〜〜、この瞬間はたまらなかったす。
ちなみに、テストに使ったテープは、TV版「スパイ大作戦『細菌を探せ』」でした。