原子力潜水艦 「やまと-II」 を作る (2)
Vol.12より  原作によると、「やまと」の原子炉はSeaWolf級に搭載されたS6W型原子炉(45,000shp)ではなく、オハイオ級に積まれたS8G型原子 炉(60,000shp) であるが、Wikipediaによると実測値は80,000shpであり瞬間的に 90,000〜100,000shpを出力していた可能性がある。原子炉の直径は13m近くあったが、補機類を前後に移動したり、配管を変更したりして幅 は何とか10.5mに収めたが、上下方向は12.1mよりも小さくできなかったので、劇画のように船体後半が盛り上がった形 状にせざるを 得なかったと考えられる。
 このような例は、ソビエト(ロシア)のSSBN潜水艦にしばしば 見られるが、イギリスのAstuite class(↓) はSSNでありなが ら、RR製 PWR2 原子炉が大きいため船体上部が飛び出した船体形状となっている。なおセイル部の船体が絞ってあるのは、エリアルールを狙ったものだろうか。

HMS Astute

船体をつくる。
 1.最初にキールとして5mm三角プラ棒を取り付け、位置決めをした。
 SeaWolf
2.1.2mmのプラ板を船底に貼った後、切り込みを入れた1.2mmプラ板を曲げて舷側とする。
keel
3.乾燥後、ひたすら削って船体の形を整える。
sail
 海江田艦長が国連総会で演説をしようとしたとき、「やまと」は、ミ サイル をセイルに被弾して沈没。
当然、セイルは大破しているので、SeaWolfに倣って整流フィン付セイルに換装する。構造上、潜舵は取付位置の変更が事実上不可能なのでセイル付けとする。
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