EPSON PC-486GF(怪)

1, 歴史編(改造経過?)

【94/03/19】EPSON;PC-486GF購入
PC-386GE(→現PC586GE)より乗り換え

【94/10/1】第1回CPU換装
Cyrix CX486-DX2・66ライトバック・キャッシュ付購入。下のように,ジャンパを変更してソケットに取り付けた。

動作可否一覧

16色のスキャナーで撮ったm(_ _)m

(1)CPUボード 1<SXボード側>
J2 SHORT→OPEN
メモリのウェイト調整。

J4 OPEN→SHORT
CPUに供給するクロックを分周しない。

(2)CPUボード 2<DX2ボード側>
J8 OPEN→SHORT
J9 SHORT→OPEN
J10 OPEN→SHORT
(DX2対応に)

Power Window 928(ポルシェ ナンバー)【94/04/09】アクセラレータボード搭載
グラフィック・アクセラレータをCanopus製 Power Window 928G(S3社製80928;VRAM1MB)に換装。最初は、「98用ノーマル・ディスプレイ」にセット。ところが、画面を見ると暗いうえに縦横比が狂って、横幅が詰まった状態で映っているではないか >'o'<。
「これは、詐欺だ金返せ!」と思ったが、腐っても"Power Window"である。"31KHz(VGA)モード"で、"-20%"にセットした結果、縦横比ばっちり。640×480ドットでVGA表示、明るく綺麗。Canopus社は、発色の良さで定評がある。

Sound Bluster16【94/04/21】サウンド・ブラスター搭載
サウンド・ボードも"CREATIVE MEDIA製 Sound Blaster 98/ Value Edition と交換。MIDI Soft社製Music Magicが付属。
-これで、
拡張スロットは全てふさがった。-

【95/12〜96/1】メモリ増設・1GB HDD増設
来るべきWin95に向けて着々とシステムの強化を図った。そして、次の Chicago runs in my EPSON machineへ






  "Chicago runs in my EPSON machine."Windows95の組みこみ実験

【95/11/23】Win95(Chicago)発売
 ただし、わがEPSON製98互換機では、NEC版は動作保証されない(実際は、動作した)。98互換機用Win95は、96/2/26以降出荷
 →※到着は、96/3/1。中のファイルのタイムスタンプは96/1/24

(1)導入前の考察(“FEPSONW”会議室の書き込みより。)

@ 486G*系での成功例が多い。
A ウィンドウ・アクセラレータでは“Canopus PWシリーズ(ノーマルディスプレイで動くかな?)”および"IO-DATA PV-98NB2"での成功例が、報告されている。
B @,Aに該当するので、EPSON版が出るまでNEC版で実験してみる価値はある?
 

(2)インストール経過

【96/2/8】NEC版Win95入手。DOSからインストール。ディスプレイは不認識だが、ファイルのコピーは、何事もなく進む。終了後、再起動すると
「IOSデバイスの初期化中です」→「ウィンドウズ保護違反です」で強制終了(SAFE MODEでは、起動する)。
デバイス・マネージャを起動して、システムのチェックをしてみると、”SCSIボード”と”SB16”のIRQ(INT)とDMAがでたらめになっているので、「手動設定」で修正した。

【2/9〜2/11】
メモリ上限を14.6MBにして起動したところ、画面が流れる(原因;98ノーマルディスプレイ)ものの一応起動している様子。

☆推測1,WIN95用のディスプレイ・ドライバでは、どうも”98ノーマルディスプレイ”はサポートしていない様子(“INF ファイル”に30KHz以下のディスプレイは見あたらない)。
→ 対策;"pwinf95.lzh"を使用すれば、WIN31用のドライバ(98ノーマルディスプレイ対応)でWIN95が動くらしい。

☆推測2,14.6MB以上のメモリを使用しようとして、”EMM386.EXE”を組み込むと
エンハンスド・モードのメモリ・ドライバでエラーが出ました。と表示され強制終了。
→ 対策;”16OVER.SYS(or RECMEM.SYS)”を組み込むとクリア

【96/2/12】もう一度、FEPSONWの書き込みを参考に対策を立て”Config.SYS”の先頭行に
"device = C:\windows\16over.SYS" を追加したら。動く!ちゃんと動く!以後、Win95マシンとして現在に至る。

‐ 組みこみ結果と感想 -

VGAです。@ 起動に要する時間は、約72秒前後である。
A 正常に動作している限り、システムは結構賢い。機器の追加・取り外しも概ね自動認識されている。
B Win31用アプリとの互換性はかなりとれているようだ。"DOS窓・DOSモード"での安定性も、Win31とは比べものにならないほど向上している。
C システム・GDIリソースが拡大。
D 32bitディスクアクセスのため、CD-ROM・HDDのアクセス速度が、画期的に向上した。2倍速でも動画の読み込みがかなりスムーズである。
E 画面のアイコンは"16dot"、フォントは"MS-Pゴシック(9P)"。タスクバーは、「自動で隠す」にしてある。680×480で使う場合はこの辺が限度であろう。

 

【96/4/10】CPUを、AMDAm5x86-P75(AMD-X5-133ADZ)に再換装。

AMD DX5若松通商にて¥11,800(ゲタ付き)で購入。ファンは、薄型タイプを載せてみたが、EPSONのG・H系では、拡張スロットとCPUボードの間隔が非常に狭く、ODP等の載せ換えには全く考慮の形跡がない(開発時にそんなことを考えるはずないよなぁ)。ベンチマークは、一応“P5-75"(ペンティアム75MHz相当の意)として妥当なようである。4倍速で動く(これが、本当の“DX4”?)のと内部キャッシュの16KB以外は、全くの486である。 
→ ベンチマークの結果は、こちら。
クロックが、2倍(Cyrixの)になってもCPUのベンチは、1.5倍程度(571→832)。しかし、オリジナル(106)から比較すると、ほぼ8倍になっているのでよしとしよう。
演算を多用するCAD系や、ドロー系では、クロック相当に速くなっているようであるが、メモリの転送や画面の書き換えでは少々苦しい面もある。これは本体のバス・クロックが16MHz(現在17.4MHz)という低速のためであろう。

【96/11/9】(外伝)悲劇は、突然やってくる。

 MOドライブを借用してきた(NEC;PC-OD302)。
接続して起動したところ、" Hard Drive Data or Files May Be Lost "のメッセージ。再起動を試みたところ、なんとHDDが認識されない!
 "Format /H"で状態を確認したらパラメーターが異常な数値を示しているではないか。結局物理フォーマットからやり直し(2台計1.3GB再フォーマット!)。
 Windows95を再インストールするのに半日かかり。データの復旧には数週間かかった。
ただし、パーティションを切り直してWIN95用のC:ドライブの容量を増やせたし、使う見込みのない古いソフトやデータの処分もできたので悪いことばかりではないと思うことにしよう。
 解明された原因は、なんと「14.6MB問題」であった。
この状態では、INF-SCの場合バス・マスタにならないはずであるが、何となく動いていたために、トラブルが発生していたのである。SCSIボードの設定を[IO転送]に変えたらぴたりと安定し、その後トラブル無しである(しかし、このためにもともと非力な486マシンは耐えがたいほど低速になり、下記に続く。

SCSIボード

【97/11】486GF、いまだ増設中

@メモリを8MB増設、計30MBに
ASCSIボード換装

SCSIボードを“IO転送“にしてから異様にかったるい。486マシンの限界か。原因は、多分転送速度よりも、CPUパワーの消費であろう。
SOFMAPでSMIT転送方式ボード( "TAXAN製 BX-55"。ドライバは、TEACのOEM らしい。)を \3.8k で売っていた。
少々胡散臭いところがあるのだが、この程度の投資なら無駄になっても、もともとと思って交換してみた。
 付属のドライバではスキャナが動かなかったので、MELCO製のドライバに変更したら快調である。
胡散臭い原因は案外このあたりにあったりして…。

【98/04/22】そして、LANで現役(実体は、骨董品であるが…)

Allied Telesis製 RE1000+を \2.96kで購入(探しているとあるものだ)。
LANは便利だ。2台以上あるなら絶対に使うべし。
端末や、データバックアップ機としてならまだまだ使いものになる。それにしても、C-BUSボードって手に入らなくなりましたね。

【98/06/19】しょうこりも無くHDD変更(実は、周辺機器の内蔵を目指す)

IBMのDORS-32160を中古で買ってきた。
実は、これまで1GB+340MBの2台の外付けで、見た目に煩雑だったのと、1GBのアクセスランプが点滅逆で使い難かったので整理した。
外した2台のうち1MBは、
6x86TV-Xのワークドライブ"D"として使用している。

2, SPEC表

CPU

AMD 5x86ADZ133 (133MHz)
16KBキャッシュメモリ内蔵,数値演算コプロセッサ内蔵

2nd キャッシュ

なし

ROM

96KB(システムBIOS)

メインメモリ

[30MB] (FP-DRAM) 標準 1.6(2.0)MB / 最大 45MB

ビデオメモリ

1MB (DP-VRAM) 70ns

表示コントローラ

PW-928G (S3-80928) 32ビットCバス接続,

表示
CRT

640×480ドット(256/65,536色)・640×400ドット(1,667万色)
14型98ノーマル・ディスプレイ(SANYO;CMT-A14U2)

キーボード

セパレート・タイプ JIS配列 106キー (98タイプ)

マウス

98 タイプ バス・マウス(9ピンD-SUB)

HDD

 IBM DORS32160 (Fast-SCSI 2.1GB)

FDD

3.5型×1基(3モード) 3.5型×=1基(2モード) 5.25型×1基(2モード)

サウンド機能

Sound Blaster 16/ 98 + 内蔵FM音源

インターフェイス

RS-232C(8256互換) プリンタ(セントロニクス;14PD-SUB)×1 CRT×1(アナログ)
キーボード×1(MINI-DIN9P) マウス×1(9ピンD-SUB) ジョイスティック/MIDI×1
オーディオ入力・出力 各×1(ステレオ) マイクロフォン×1(モノラル)

拡張バス

C-BUS×4

電源

AC100V

A※ 14.6MBの壁
古くからのユーザーには、懐かしい現象。
286マシン互換のメモリ仕様で、システムROM領域が14.6MBにあるためにこれ以上のメモリが使えなかった。
現在、98系マシンではメモリを1MB分マスクして16MB以上使えるようにした。

B拡張スロットについて

EPSONの互換機裏 Slot

ボード名[種別]

備考

1

Allied Telesis RE1000+[LAN]

 以前は、OMRON製のスキャナーボードが挿っていた。

2

CREATIVE;SB98/Value Edition
[PCMサウンド]

 以前は、MELCOの"WSR-B"を使っていた。

3

Canopus;Power Window 928G
[Windowアクセラレータ]

  〃  
(実は、このスロットはEPSONローカルバスだったりする)

4

TAXAN;BX-55[SCSI(SMIT)]

以前は、MELCOのINF-SC

CIRQ(INT,いわゆる割り込み)とDMAチャンネルの一覧表

システムからみたデバイス名

OWNER

IRQ

INT

DMA

システム・タイマー

TIMER

0

   
PC-98キーボード

Keyboard

1

   
ビデオ(ディスプレイ)

CRTV

2

   
RE-1000 PLUS LAN Board

<Ex. BUS>

3

0

 
通信ポート(COM1)

RS-232C

4

   
Creative Labs. Sound Blaster 16

<SB16>

5

1

3

<拡張スロット>

<Ex. BUS>

6

2

 
プログラミング可能な割り込みコントローラ

INT

7

   
(数値演算コプロセッサ)

(NDP)

8

   
SCSI Interface Board

SCSI

9

3

0

フロッピーディスク・コントローラ(2DD)

FDD

10

41

 
フロッピーディスク・コントローラ(2HD)

FDD

11

42

2

内蔵FM音源

SOUND

12

5

 
PC-9800 シリーズ BUS Mouse

マウス

13

6

 
数値演算コプロセッサ

NDP-2

14

   
システム予約

RESERVE.

15