G5i-MAC G5
【2016/04.16】 2台目のMAC
 "dynaさんのJunkあげます No.708 17インチiMAC G5 1.8GHz" 「起動しないのでメモリーとハードディスクを外しました。電源ケーブルは使えるものに入れ替わっています。」に応募したら、不動(電源入らず)のi- MAC G5が送られてきた。
不動にはいくつかの原因が考えられるのだが、NET上では電源ユニットの故障が多く取り上げられている。

そこで、電源ユニット(NECや富士通でも使われていたAC-BEL社) を開腹してみると
2次側のコンデンサーが、壊滅状態! 液漏れで悪名高いLtecのケミコンがずら〜り
    1000μF/6.3V x 3 330μF/35V x 1 2200μF/10V x1 4700μF/6.3V x1
上記コンデンサーと、予防処置で他2本を手持ち品と交換交換。
(見たところ)ロジックボード上のコンデンサーは、すべてOK!
→ 結果。あら、点いた。

さてここからどうするか!
この子?に使われているのは、IBMとMotorolaが共同開発したPower-PCである。
もともと68000系CPUで動作して いたMacintoshの最後を飾るものである。
この後APPLE社は、Intel製x86系CPUに全面的に切り替えた。
従ってOSもX 10.5. (Leopard)で開発を終えている。
Ubuntu(PPC版)ならインスートルできたという書き込みをみて挑戦してみた。
 Ubuntu 1404…カーネルを読み込んだところでシステムエラー
 Ubuntu 1210…起動?まで行くが、キーボード・マウスを認識できないところでストップ。
         この状態で画面左のランチャー上では、4つのプログラムが動作していることになっている。
 Lubuntu 1210…インストールまで行ける。インストール後の再起動でブート・セクターが見つからないのかスタートせず。
                        − それなりに楽しめたので、どうするか考えます。 −

【2016/04/28】i-MACその後中身
いろいろ試してみましたが、一つ気になることが…。
それは、トラブルの状況(引っかかったときのメッセージ)が、毎回違う
一度ロジックボードをおろして調べてみましたが、どこも壊れていないようです。
ところが、裏蓋なしで起動してしばらくするとボード上にある4つのLEDの4番目が赤く点灯し電源が落ちたのです。

しばらくは電源が入りません。
CPU周辺のヒートシンクは触れないほど熱くなっていました。
ということは…。
もう、お分かりですねケース下にあるシロッコファン(CPU冷却用)が動いていない!

思えば、起動直後から排気用ファンがフル回転するのが気になっていたのですが、裏蓋付きの状態なら吸出しファンがある程度の排熱をしてくれるので動作しているように見えたわけです。
でも、放熱が足りていないのだから熱暴走で動作不安定になりますよね。

【2016/05/02】i-MAC動いた!
動きました。
シロッコファンは専用品なので、交換不能。
分解してグリスアップしたら動くようになったので元通りに組み付けました。
ついでなので、メモリを交換(1GBx2)してみました。
本家Ubuntuは、何度やっても途中で止まるので、Lubuntu(1604LTS)をインストール、先月(2016年4月)アップされたばかりの最新版、もちろんPowerPC用。
インストール途中でエラーメッセージが7〜8個ぐらい出ましたが、ちゃんと再起動して動くようになりました。

Libra-Officeをインストールしたら、Ver.5の最新版が入ってきました。
これから、いろいろやってみたいと思います。

【2018/02/04】現状
1. ソフトウェアの開発終了…Apple社でのOS-Xはかなり昔に開発終了となっていたが、ついにPowerPC版のLinuxも1704版で最終となっ た。一応2021年までは、セキュリティー上のサポートは行われるが、日本語IMEやオーディオチップのドライバーは入手不能となっている。最後は、ディスプレイとして使うしかないかなぁ。
2. トップの写真のキーボードは、BlueTooth接続です。内蔵ボードとドライバーで接続できました。もともとMACライクなキーボードなので操作性は抜群です。しかし、この当時(2004年)からBlueTooth・Wi-Fi内蔵だったとはね。
スペック等(Apple社のページに飛びます)